米フォード、金融アドバイザーと英高級車部門の最善策検討

米自動車大手フォード・モーターは１２日、海外事業の戦略的見直しを進めるなか、金融アドバイザーと協力し、英高級車部門のジャガーとランドローバーについて最善の選択肢を模索していることを明らかにした。
　フォードの高級車部門のスポークスマンであるジョン・ガーディナー氏は「われわれは、ジャガーとランドローバーにとって最善の道を見極めるため金融アドバイザーと協力している」と語った。
　フォードは、ジャガーとランドローバーの売却をめぐり、米ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、英ＨＳＢＣホールディングス <0005> などの投資銀行をアドバイザーに起用したことを、１１日に関係筋が明らかにした。
　ガーディナー氏は、フォードの海外事業の見直しは進行中で、すべての選択肢を検討していると語った。決断の時期については言及しなかった。
　シティグループのアナリスト、ジョン・ロジャーズ氏は、ジャガーとランドローバーはフォードの中核事業でないため、同社が両部門を売却した場合、恩恵を受けるとの見方を示し、売却で得た現金は北米事業の再編加速に振り向けることができると指摘した。

【ヤフーニュースより】

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